すみません。それだけです。 10/23/2007
うーん。
いまですね、思い立ってる物語がひとつあるんですけど
それを書こうかどうか悩んでいます。
なんかですね、書いても書かなくてもいいモノというか
私はそれをほんとに書きたいと思ってるのか分からなくなっていまして。
うーん。
あ、書くっていうのはここに書くっていうのではなくて
それ以前の段階なんです。
そして、ご挨拶が遅れましたm(_ _)m
お久しぶりです。ふじまっと、です。
偶然出会ったけど、べつに今は会いたくなかったっていう。。
でも、話しかけてくるから無視できないし
適当にあしらおって思うけど、なんかついてくる。
仲良くもないけど仲悪くもない
そんなたちの悪い同級生みたいな感じです(笑)
あんまりこの子のこと知らないんだけどなあって。
はがゆス、ですね。
うーん。
すみません。それだけでしたぁm(_ _)m
いまですね、思い立ってる物語がひとつあるんですけど
それを書こうかどうか悩んでいます。
なんかですね、書いても書かなくてもいいモノというか
私はそれをほんとに書きたいと思ってるのか分からなくなっていまして。
うーん。
あ、書くっていうのはここに書くっていうのではなくて
それ以前の段階なんです。
そして、ご挨拶が遅れましたm(_ _)m
お久しぶりです。ふじまっと、です。
偶然出会ったけど、べつに今は会いたくなかったっていう。。
でも、話しかけてくるから無視できないし
適当にあしらおって思うけど、なんかついてくる。
仲良くもないけど仲悪くもない
そんなたちの悪い同級生みたいな感じです(笑)
あんまりこの子のこと知らないんだけどなあって。
はがゆス、ですね。
うーん。
すみません。それだけでしたぁm(_ _)m
ふーみん。 10/17/2007
不眠なふじまっとです。
日記書きすぎですよね。。
でも、日記らしい日記を書くのはこれで最後になると思います。
えーっとですね。
あたらしく日記用のブログを作りまして
そっちのほうで、想いにならない思いやらなんやらを
書き殴っていきます。
物語のストックは、あと10個くらいはあるんですが
それよりも
新しいもの、
パッと思いついたこと、
そういうのをここには書き留めていきたいなと。
もちろん、ストックしているものも
ある日とつぜんに書いていく気まんまんですw
ですが、いまはストック以外のものが何もないので。。。
なので、こちらは物語とネタメモとかちょっとしたこと専用にします。
わたしの日記なんか、ほんとに稚拙な駄文なので
そんなのを、真剣に小説を書いてる人が集まっている場所で書いたり
そんなのを書いてるだけで小説ランキングに入ってちゃ失礼すぎますよね。
だったら、というか。
日記を書きたいなら、日記用を作ればいいさー!!
っていう、頭わるい子まるだしの考えで作りました(笑)
衣替えしたばっかりなのにー。
日記用もちゃっかりランキングに登録してたりもしますが
ひっそりこっそりやっていこうかなあと思っています。
でも、予定は未定です。ので、
頭わるい子の駄文日記のブログを一回くらいなら見てあげてもいいかな と
ちらりとでも思っていただけた心の広ーいかた
いつの日か、ご観覧してみてください♪
ふじまっとの日記『コトノハモラトリアム』
(今はご挨拶しか書いていない状態ですが
そのうち、ほんとに駄文だらけになってると思いますw)
とは、いいつつも
みなさまに読んでいただけるような物語を書いていけるように
これからもっともっと頑張ります! ので
弱っちいふじまっと。と、物語を
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
日記書きすぎですよね。。
でも、日記らしい日記を書くのはこれで最後になると思います。
えーっとですね。
あたらしく日記用のブログを作りまして
そっちのほうで、想いにならない思いやらなんやらを
書き殴っていきます。
物語のストックは、あと10個くらいはあるんですが
それよりも
新しいもの、
パッと思いついたこと、
そういうのをここには書き留めていきたいなと。
もちろん、ストックしているものも
ある日とつぜんに書いていく気まんまんですw
ですが、いまはストック以外のものが何もないので。。。
なので、こちらは物語とネタメモとかちょっとしたこと専用にします。
わたしの日記なんか、ほんとに稚拙な駄文なので
そんなのを、真剣に小説を書いてる人が集まっている場所で書いたり
そんなのを書いてるだけで小説ランキングに入ってちゃ失礼すぎますよね。
だったら、というか。
日記を書きたいなら、日記用を作ればいいさー!!
っていう、頭わるい子まるだしの考えで作りました(笑)
衣替えしたばっかりなのにー。
日記用もちゃっかりランキングに登録してたりもしますが
ひっそりこっそりやっていこうかなあと思っています。
でも、予定は未定です。ので、
頭わるい子の駄文日記のブログを一回くらいなら見てあげてもいいかな と
ちらりとでも思っていただけた心の広ーいかた
いつの日か、ご観覧してみてください♪
ふじまっとの日記『コトノハモラトリアム』
(今はご挨拶しか書いていない状態ですが
そのうち、ほんとに駄文だらけになってると思いますw)
とは、いいつつも
みなさまに読んでいただけるような物語を書いていけるように
これからもっともっと頑張ります! ので
弱っちいふじまっと。と、物語を
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
いそいでー、いそいでー。 10/16/2007
東京事変のアルバム『娯楽』の“黒猫道”という曲で
林檎さんがそう歌ってるんです。それがなぜかものすごく好きです。
語感が好きなのかな? めっちゃ良いアルバムです。
それはそうと、ついさきほど「えい!」と力技で物語を終わらせました!
本当に終わったのか分からないですが、終わりました。
そして、昨日ほんのりとブログを衣替え?しました。
音楽ブログランキングに入ってるくせにそれらしいことも書かないし
なによりも私のページ、質素すぎる。。。
なので、少しはボリューム感を出そうということで
PLAYLOGというのを入れて、可愛かったのでついつい猫を住まわせ
これでちょっとは見栄えするようになったかな。
実はきのうのお昼くらいに会社のmyパソコンがフリーズし
カナリー・コマッタ君と化してしまい仕事になんなかったので、
2台あるうちのもう1台を使って衣替えしました。
上司にあたるかたに「こっちではできないの?」といわれましたが
データのバックアップ専用機みたいなものなので
「初期ソフトしか入ってないからこっちではできないですよ」と言い訳して
ブログをいじっていたイケナイ子です。
後ろの席にはお局さん的な人がいるのにもかかわらず
ひと秋の冒険をしてみました。
立ち寄っていただけたかた、よろしければうちの猫こと、
うにさんを触ってあげて下さい。うにうにしますので♪
ちなみに、カナリー・コマッタ君は今日もまともに動かず
サラニー・コマッタ君になっていました。
(コマッタ兄弟はアジカンのゴッチの日記からの引用です)
生産が遅すぎるくらい遅いので
とうぶんの間は駄文溢れる日記の更新だけになるかと思いますが
それでも、もしよろしければご愛読いただければ、と思いますm(_ _)m
林檎さんがそう歌ってるんです。それがなぜかものすごく好きです。
語感が好きなのかな? めっちゃ良いアルバムです。
それはそうと、ついさきほど「えい!」と力技で物語を終わらせました!
本当に終わったのか分からないですが、終わりました。
そして、昨日ほんのりとブログを衣替え?しました。
音楽ブログランキングに入ってるくせにそれらしいことも書かないし
なによりも私のページ、質素すぎる。。。
なので、少しはボリューム感を出そうということで
PLAYLOGというのを入れて、可愛かったのでついつい猫を住まわせ
これでちょっとは見栄えするようになったかな。
実はきのうのお昼くらいに会社のmyパソコンがフリーズし
カナリー・コマッタ君と化してしまい仕事になんなかったので、
2台あるうちのもう1台を使って衣替えしました。
上司にあたるかたに「こっちではできないの?」といわれましたが
データのバックアップ専用機みたいなものなので
「初期ソフトしか入ってないからこっちではできないですよ」と言い訳して
ブログをいじっていたイケナイ子です。
後ろの席にはお局さん的な人がいるのにもかかわらず
ひと秋の冒険をしてみました。
立ち寄っていただけたかた、よろしければうちの猫こと、
うにさんを触ってあげて下さい。うにうにしますので♪
ちなみに、カナリー・コマッタ君は今日もまともに動かず
サラニー・コマッタ君になっていました。
(コマッタ兄弟はアジカンのゴッチの日記からの引用です)
生産が遅すぎるくらい遅いので
とうぶんの間は駄文溢れる日記の更新だけになるかと思いますが
それでも、もしよろしければご愛読いただければ、と思いますm(_ _)m
アンジェリーナ・ホテル (7) 10/16/2007
アンジェリーナ・ホテル(1)
アンジェリーナ・ホテル(2)
アンジェリーナ・ホテル(3)
アンジェリーナ・ホテル(4)
アンジェリーナ・ホテル(5)
アンジェリーナ・ホテル(6)
PM 15:15
(やれやれだぜ)
デイジーはソファーに座り、残り少ないシャンパンを飲み干した。
(ガリシアがホテルに戻ってくるには、どんなに早く見積もってもあと20分はあるな。
その間に、兄貴を始末しておくか)
あと一息で、デイジーの夢が叶う。
ドラッグで富を、ガリシアからは権力を、そして兄からは不死の力を。
(ベストは不老不死なんだけどな。兄貴を見る限り順調に歳はとってるようだ。
ま、それでも充分か)
デイジーは自分では気付いていないのかもしれない。
ガリシアが部屋を出て行ったときから、ずっと顔がニヤけていることに。
「それにしても不運だな、あんたら。何も殺されることはなかったのに」
そう言ってデイジーは一人でケタケタと笑い出した。
そして、ジャケットを脱ぎ、ネクタイと一緒にほうり投げソファーへと寝転んだ。
「ようやく俺がトップに立つ段取が整った。もう少し。もう少しなんだ。
金が手に入れば、ブルー・バード・ランドをあの頃のように、俺たちの楽園に戻せる。
もう少しの我慢だ。・・・・でもその為には」
ポケットから携帯電話を取り出し、打ち慣れた番号を押す。
「兄貴はいるか? ・・・・・よし。連れてきてくれ」
通話が終わると、デイジーは携帯電話も投げ捨てた。
それから5分が過ぎただろうか。部屋のドアが静かに開き
ロメオと女が入ってきた。ロメオの背には銃口がピッタリとくっついている。
「久しぶりだな。兄貴。っていってもさっき会ったばかりだけどな。
それに、俺のことは覚えてないだろう」
デイジーはそう言いながら右手で銃を作り、ロメオの心臓へと向けた。
「ああ。お前のことなんて何一つ覚えてない。サンディーのことも」
「おいおい。サンディー。名前は教えるなって言ったのを忘れたのか?
何かキッカケで兄貴の記憶が戻るか分からないんだぜ。余計はことを教えるな」
「ごめんなさい。会話の流れでつい答えてしまったの」
「ハッ。他にも何か話したか?」
「・・・いいえ、何も。何も話してないわ」
小首を傾げながらデイジーはサンディーの顔を、正確には目を見据えた。
「サンディー?」
「何も余計なことは話してないわ。ブルー・バード・ランドのこととあなたのこと。
それと・・・私の名前だけよ。それ以外は話してないわ。本当よ」
「・・・ま、いいさ。過ぎたことだ」
そう言いながら、デイジーはロメオに近づいていった。
「兄貴、無駄話しをしてる時間があまりないんだ。悪いけど、死んでくれ」
(どこに隠していたのか)デイジーは今度は本物の銃を
ロメオの心臓に狙いをつけ構えた。
「あんたのおかげで俺はこうして生きている。あんたに生かされてんだよ。
そう考えると発狂しそうになるんだ」
また少し、ロメオをの距離が縮まった。
「助けてくれよ、兄貴」
さらに二人の距離がなくなる。
「お別れの言葉くらい言わせてくれるんだろうな?」
「いったろ? 時間がないんだ」
「お前、弟だろ。だったら兄貴の最後のお願いぐらい聞けよ」
「何を言っても、話すだけ無駄よ」
「サンディーのいう通りだぜ兄貴。大丈夫。貴重な血だしな。
せめて楽に逝けるようにするよ」
遂にロメオの目の前にデイジーが立った。
「まあ待てよ。ちょっと話しをするくー」
「しゃべらないで!」
背中にくっついていた銃口が、今度は首筋に当てられた。
「ハハハ。女に殺されようとしてる気分はどうだい、兄貴」
「・・・・悪くは、ないな」
「そうかい? だったら、俺が殺してやるよ」
今度はデイジーの銃口が額に触れた。
冷たく、何ともいえない無機質な感触だ。
「じゃあな。兄貴」
額から離れた銃口はゆっくりと下におろされ、再びロメオの右胸へと狙いがつけられる。
そして、今日三度目の銃声がこの部屋に響き渡った。
乾いた、それでいて重苦しい音。
わずか数センチだったロメオとデイジーの距離が少し開いた。
血がデイジーの喉元を赤く染め、さらに二発の銃声が鳴り響いた。
「な、んで、お前が、俺を、裏切ー」
彼の言葉を乾いた音が遮り、彼の体は床へと崩れ落ちた。
デイジーはこれ以上ないほどに目を見開き、信じられないといった顔で
サンディーを見上げる。
「・・・・ごめんなさい」
サンディーの目には今にも溢れ落ちそうなほどに涙が溜まっていた。
「ロメオ。・・・・私は約束を守ったわ。次は、あなたの番よ」
「ああ」
そう返すと、ロメオはデイジーの手から離れ落ちた拳銃を手にし
サンディーの頭、左のこめかみへ銃口を向けた。
「・・・デイジー。愛してるわ」
パン。という短い音が、言葉の終わりに響き
まるで糸が切れた人形のように、サンディーはその場に崩れ落ちていった。
もう二度と動くことはなくなった彼女を横目で見ながら
ロメオはデイジーのすぐそばに膝をついた。
「あ、兄貴。どうなってんだよ?」
「・・・・・」
「意味、分かんねえな。お、俺、死にたくないよ。なあ、兄貴。
少しでいいから血を飲ませてくれよ。なあ? 死にたくねえよ。死に・た・・・」
それっきりデイジーは何も喋れなくなった。
そして、ロメオはゆっくりと立ち上がる。
彼もまた、言葉を発せられずにいた。
そして、ロメオはゆっくりと立ち上がる。
彼もまた、言葉を発せられずにいた。
(結局。最後まで俺は彼女に振り回されてただけか)
ー翌日
PM 12:14
いつも通りに俺はアンジェリーナ・ホテルの前にあるカフェへと来ている。
新聞やニュース番組は、昨日の事件を伝えるのに必死らしい。
『白昼の惨劇! 部下2人と身元不明の男女2名を殺害した容疑で
ヴェルヴェットを仕切っていたマフィアのボス、ガリシアが指名手配される!!』
2つ隣の席に座っている男が呟く。
「ガリシアも腐ったヘマをしたもんだ」
それは、昨日見掛けた頭髪の薄い男だった。
ロメオは思う。
俺が2人を殺したんだ。
俺を殺し、金と血を手にいれようとしたデイジーの計画は失敗し
俺を生かし、2人で死ぬことを望んだサンディーの計画は成功した。
『彼がどうして私を選んだか分かる? 私以外の選択肢がなかったからよ。
ブルー・バード・ランドの住人が滅びたのは、この血のせいなの。
昔は純粋だったけれど、時代が変われば食べる物だって病だって変わる。
私たちの血は受け継がれるごとに汚れていっていたのよ。
あなたは不死だから平気でしょうけどね。残ったのは私とデイジーの2人だけ。
彼は、あなたの血を分けてもらったことで耐性ができていたんだと思うわ。
・・・・私は、そんな彼を受け入れたから今まで生きてこれたのかも。
だから、アダムとイブのように2人で新しい楽園を作ろう。って彼が言い出したときも
何も言えなかった。血を利用して麻薬を作っていることを知ったときも、
あなたを殺して不死を手にしようと言い出したときも。私は何も言えなかった。
彼があなたの血で生かされているのと同じように、私も彼に生かされていたんだから。
そのことに気付いた時から、私にとって彼はアダムじゃなく、神になったの。
でも、そう思ってはいけなかったのかも。だって、女は神様を裏切るものでしょ?
・・・・私は、楽園なんていらないわ』
カップが空になっているのを見て、レディが話しかけてきた。
「おかわりは?」
首を横に振ると、レディは「つまらないわ」と言って
ほかの客のところへと歩いていった。
『あなたは私が守る。だからお願い。・・・・私を殺して』
『どうして俺なんだ?』
『彼は、私を殺さないわ。彼にとって私はイブだもの』
『・・・それなら、俺をここから逃がせばいいだろ?』
『いいえ。それはできない。もしここであなたを逃がしても、彼は大金を手にするだけ。
それからまたあなたを探し出すわ。そうなったとき、私はきっとカゴの中に
入れられているでしょうね。誰もあなたを助けられなくなるわ』
『さっきも言ったろ。俺を殺しても何も変わりゃしないさ』
『だったら、ここで死ぬ?』
『あいつは殺せても、君に俺は殺せない』
『私を殺せるのも、あなただけよ』
結局、俺は自分の命を守っただけだった。
記憶がないのを良い事に、血を分けた人間を殺した。
『ロメオはもうこの世にはいない。あなたは、ラドリックでしょ?』
それはある意味で正しかった。
ブルー・バード・ランドのことも、血の話しも、デイジーやサンディーの名前も
全てが嘘だと言われれば、ロメオにはそう思えてしまうのだから。
だから男はラドリックとして生きてゆくことにした。
文字通り世界でただ一人の生き残りとなったしまった今
ロメオ・グリウルースを名乗る意味がない。
ラドリックは思う。
いや、思わずにはいられなかった。
今回の事件の発端であるブルー・バード・ランド。
サンディーの故郷のことを。
(・・・・なるようになる、よな)
そんなことを考えていると、ふいにアリワロが近づいてきた。
そして言う。
「コーヒーはいかが?」
(・・・そういえば、この街に来てから一度も
アリワロの作ったコーヒーを飲んだことなかったっけか)
「じゃあ、頼むよ」
そういうと、アリワロは今まで見せたことがない笑顔を作った。
「OK 少し待っててね!」
ラドリックの返事があまりに予想外だったのだろう。
アリワロは慌て過ぎて転びそうになっていた。
そんな姿を見て笑いながらも、少しバツの悪そうな顔をして
「冗談さ」っと言ってラドリックは席を立った。
そして、いつも通りのレディのセリフを背中越しに聞きながら
ラドリックはカフェを後にした。
ーone day AM 10:42
ヴェルベットの郊外にあるガソリンスタンドで、男が女と話しをしている。
「いい車だね」
「Thanks」
「ひとつお願いがあるんだけど、いいかな?」
「なぁに?」
ダルそうに答える女に男は笑い顔を作りながら言った。
「俺の生まれた街に連れってってくれないか?」
___________________________
力技で終わらせた感がものすごくしています。。。。
いいのかな? こんなんで。。
↓こんな結末でも、おひとつよろしくお願いしますm(_ _)m

アンジェリーナ・ホテル(2)
アンジェリーナ・ホテル(3)
アンジェリーナ・ホテル(4)
アンジェリーナ・ホテル(5)
アンジェリーナ・ホテル(6)
PM 15:15
(やれやれだぜ)
デイジーはソファーに座り、残り少ないシャンパンを飲み干した。
(ガリシアがホテルに戻ってくるには、どんなに早く見積もってもあと20分はあるな。
その間に、兄貴を始末しておくか)
あと一息で、デイジーの夢が叶う。
ドラッグで富を、ガリシアからは権力を、そして兄からは不死の力を。
(ベストは不老不死なんだけどな。兄貴を見る限り順調に歳はとってるようだ。
ま、それでも充分か)
デイジーは自分では気付いていないのかもしれない。
ガリシアが部屋を出て行ったときから、ずっと顔がニヤけていることに。
「それにしても不運だな、あんたら。何も殺されることはなかったのに」
そう言ってデイジーは一人でケタケタと笑い出した。
そして、ジャケットを脱ぎ、ネクタイと一緒にほうり投げソファーへと寝転んだ。
「ようやく俺がトップに立つ段取が整った。もう少し。もう少しなんだ。
金が手に入れば、ブルー・バード・ランドをあの頃のように、俺たちの楽園に戻せる。
もう少しの我慢だ。・・・・でもその為には」
ポケットから携帯電話を取り出し、打ち慣れた番号を押す。
「兄貴はいるか? ・・・・・よし。連れてきてくれ」
通話が終わると、デイジーは携帯電話も投げ捨てた。
それから5分が過ぎただろうか。部屋のドアが静かに開き
ロメオと女が入ってきた。ロメオの背には銃口がピッタリとくっついている。
「久しぶりだな。兄貴。っていってもさっき会ったばかりだけどな。
それに、俺のことは覚えてないだろう」
デイジーはそう言いながら右手で銃を作り、ロメオの心臓へと向けた。
「ああ。お前のことなんて何一つ覚えてない。サンディーのことも」
「おいおい。サンディー。名前は教えるなって言ったのを忘れたのか?
何かキッカケで兄貴の記憶が戻るか分からないんだぜ。余計はことを教えるな」
「ごめんなさい。会話の流れでつい答えてしまったの」
「ハッ。他にも何か話したか?」
「・・・いいえ、何も。何も話してないわ」
小首を傾げながらデイジーはサンディーの顔を、正確には目を見据えた。
「サンディー?」
「何も余計なことは話してないわ。ブルー・バード・ランドのこととあなたのこと。
それと・・・私の名前だけよ。それ以外は話してないわ。本当よ」
「・・・ま、いいさ。過ぎたことだ」
そう言いながら、デイジーはロメオに近づいていった。
「兄貴、無駄話しをしてる時間があまりないんだ。悪いけど、死んでくれ」
(どこに隠していたのか)デイジーは今度は本物の銃を
ロメオの心臓に狙いをつけ構えた。
「あんたのおかげで俺はこうして生きている。あんたに生かされてんだよ。
そう考えると発狂しそうになるんだ」
また少し、ロメオをの距離が縮まった。
「助けてくれよ、兄貴」
さらに二人の距離がなくなる。
「お別れの言葉くらい言わせてくれるんだろうな?」
「いったろ? 時間がないんだ」
「お前、弟だろ。だったら兄貴の最後のお願いぐらい聞けよ」
「何を言っても、話すだけ無駄よ」
「サンディーのいう通りだぜ兄貴。大丈夫。貴重な血だしな。
せめて楽に逝けるようにするよ」
遂にロメオの目の前にデイジーが立った。
「まあ待てよ。ちょっと話しをするくー」
「しゃべらないで!」
背中にくっついていた銃口が、今度は首筋に当てられた。
「ハハハ。女に殺されようとしてる気分はどうだい、兄貴」
「・・・・悪くは、ないな」
「そうかい? だったら、俺が殺してやるよ」
今度はデイジーの銃口が額に触れた。
冷たく、何ともいえない無機質な感触だ。
「じゃあな。兄貴」
額から離れた銃口はゆっくりと下におろされ、再びロメオの右胸へと狙いがつけられる。
そして、今日三度目の銃声がこの部屋に響き渡った。
乾いた、それでいて重苦しい音。
わずか数センチだったロメオとデイジーの距離が少し開いた。
血がデイジーの喉元を赤く染め、さらに二発の銃声が鳴り響いた。
「な、んで、お前が、俺を、裏切ー」
彼の言葉を乾いた音が遮り、彼の体は床へと崩れ落ちた。
デイジーはこれ以上ないほどに目を見開き、信じられないといった顔で
サンディーを見上げる。
「・・・・ごめんなさい」
サンディーの目には今にも溢れ落ちそうなほどに涙が溜まっていた。
「ロメオ。・・・・私は約束を守ったわ。次は、あなたの番よ」
「ああ」
そう返すと、ロメオはデイジーの手から離れ落ちた拳銃を手にし
サンディーの頭、左のこめかみへ銃口を向けた。
「・・・デイジー。愛してるわ」
パン。という短い音が、言葉の終わりに響き
まるで糸が切れた人形のように、サンディーはその場に崩れ落ちていった。
もう二度と動くことはなくなった彼女を横目で見ながら
ロメオはデイジーのすぐそばに膝をついた。
「あ、兄貴。どうなってんだよ?」
「・・・・・」
「意味、分かんねえな。お、俺、死にたくないよ。なあ、兄貴。
少しでいいから血を飲ませてくれよ。なあ? 死にたくねえよ。死に・た・・・」
それっきりデイジーは何も喋れなくなった。
そして、ロメオはゆっくりと立ち上がる。
彼もまた、言葉を発せられずにいた。
そして、ロメオはゆっくりと立ち上がる。
彼もまた、言葉を発せられずにいた。
(結局。最後まで俺は彼女に振り回されてただけか)
ー翌日
PM 12:14
いつも通りに俺はアンジェリーナ・ホテルの前にあるカフェへと来ている。
新聞やニュース番組は、昨日の事件を伝えるのに必死らしい。
『白昼の惨劇! 部下2人と身元不明の男女2名を殺害した容疑で
ヴェルヴェットを仕切っていたマフィアのボス、ガリシアが指名手配される!!』
2つ隣の席に座っている男が呟く。
「ガリシアも腐ったヘマをしたもんだ」
それは、昨日見掛けた頭髪の薄い男だった。
ロメオは思う。
俺が2人を殺したんだ。
俺を殺し、金と血を手にいれようとしたデイジーの計画は失敗し
俺を生かし、2人で死ぬことを望んだサンディーの計画は成功した。
『彼がどうして私を選んだか分かる? 私以外の選択肢がなかったからよ。
ブルー・バード・ランドの住人が滅びたのは、この血のせいなの。
昔は純粋だったけれど、時代が変われば食べる物だって病だって変わる。
私たちの血は受け継がれるごとに汚れていっていたのよ。
あなたは不死だから平気でしょうけどね。残ったのは私とデイジーの2人だけ。
彼は、あなたの血を分けてもらったことで耐性ができていたんだと思うわ。
・・・・私は、そんな彼を受け入れたから今まで生きてこれたのかも。
だから、アダムとイブのように2人で新しい楽園を作ろう。って彼が言い出したときも
何も言えなかった。血を利用して麻薬を作っていることを知ったときも、
あなたを殺して不死を手にしようと言い出したときも。私は何も言えなかった。
彼があなたの血で生かされているのと同じように、私も彼に生かされていたんだから。
そのことに気付いた時から、私にとって彼はアダムじゃなく、神になったの。
でも、そう思ってはいけなかったのかも。だって、女は神様を裏切るものでしょ?
・・・・私は、楽園なんていらないわ』
カップが空になっているのを見て、レディが話しかけてきた。
「おかわりは?」
首を横に振ると、レディは「つまらないわ」と言って
ほかの客のところへと歩いていった。
『あなたは私が守る。だからお願い。・・・・私を殺して』
『どうして俺なんだ?』
『彼は、私を殺さないわ。彼にとって私はイブだもの』
『・・・それなら、俺をここから逃がせばいいだろ?』
『いいえ。それはできない。もしここであなたを逃がしても、彼は大金を手にするだけ。
それからまたあなたを探し出すわ。そうなったとき、私はきっとカゴの中に
入れられているでしょうね。誰もあなたを助けられなくなるわ』
『さっきも言ったろ。俺を殺しても何も変わりゃしないさ』
『だったら、ここで死ぬ?』
『あいつは殺せても、君に俺は殺せない』
『私を殺せるのも、あなただけよ』
結局、俺は自分の命を守っただけだった。
記憶がないのを良い事に、血を分けた人間を殺した。
『ロメオはもうこの世にはいない。あなたは、ラドリックでしょ?』
それはある意味で正しかった。
ブルー・バード・ランドのことも、血の話しも、デイジーやサンディーの名前も
全てが嘘だと言われれば、ロメオにはそう思えてしまうのだから。
だから男はラドリックとして生きてゆくことにした。
文字通り世界でただ一人の生き残りとなったしまった今
ロメオ・グリウルースを名乗る意味がない。
ラドリックは思う。
いや、思わずにはいられなかった。
今回の事件の発端であるブルー・バード・ランド。
サンディーの故郷のことを。
(・・・・なるようになる、よな)
そんなことを考えていると、ふいにアリワロが近づいてきた。
そして言う。
「コーヒーはいかが?」
(・・・そういえば、この街に来てから一度も
アリワロの作ったコーヒーを飲んだことなかったっけか)
「じゃあ、頼むよ」
そういうと、アリワロは今まで見せたことがない笑顔を作った。
「OK 少し待っててね!」
ラドリックの返事があまりに予想外だったのだろう。
アリワロは慌て過ぎて転びそうになっていた。
そんな姿を見て笑いながらも、少しバツの悪そうな顔をして
「冗談さ」っと言ってラドリックは席を立った。
そして、いつも通りのレディのセリフを背中越しに聞きながら
ラドリックはカフェを後にした。
ーone day AM 10:42
ヴェルベットの郊外にあるガソリンスタンドで、男が女と話しをしている。
「いい車だね」
「Thanks」
「ひとつお願いがあるんだけど、いいかな?」
「なぁに?」
ダルそうに答える女に男は笑い顔を作りながら言った。
「俺の生まれた街に連れってってくれないか?」
___________________________
力技で終わらせた感がものすごくしています。。。。
いいのかな? こんなんで。。
↓こんな結末でも、おひとつよろしくお願いしますm(_ _)m
アンジェリーナ・ホテル (6) 10/13/2007
アンジェリーナ・ホテル(1)
アンジェリーナ・ホテル(2)
アンジェリーナ・ホテル(3)
アンジェリーナ・ホテル(4)
アンジェリーナ・ホテル(5)
PM 14:50
「さあ、これで完成です」
男は、底に真っ赤な血が溜まったグラスをガリシアの目の前に差し出した。
ジョクジーはもうまともには男のことを見れていない。
「血のほかに何か入れたな? ここまでして血がフェイクだってことはないだろうが」
「あれは俺の血を薄めるために入れたんですよ。血だけを飲むのはあんまりオススメできないんでね。さすがに危険すぎる」
ガリシアは目の前に置かれたグラスを手に取り、まるでワインの品定めをするかのように
血をグラスの中で回した。
「ジョクジー、確かめろ」
そういってグラスを持った手をジョクジーへと向ける。
しかし、彼は下を向いて悩んでいた。
(ボスの命令は絶対だ。分かってる。グラスの中身を知らなかったら迷わず飲んでいた。しかし・・・・)
「ジョクジー」
(逆らえない。逆らえば殺される。それよりは、マシか?)
彼はガリシアの手からグラスを受け取った。
そして、グラスが割れてしまうかもしれないほどの力で握りしめた。
「大丈夫なんだろうな?」
男はにやけた顔でジョクジーを見た。
「まあ、体にとって毒といえば毒になりますが。大丈夫、ただの麻薬ですよ。
効き目は抜群ですけどね」
もしかしたら部屋中に唾を飲み込む音が響いたかもしれない。
選択の余地はない。
(殺されるよりはマシだ!)
それからのジョクジーの行動は早かった。
目を閉じ、グラスの中身を一気に飲み干した。
けれど、彼は未だに目を開こうとはしない。
自分が何を飲んだのか、再確認することを拒否しているかのように。
そして、5秒ほど経った後、ジョクジーは気を失ったかのように
床へと倒れ込み、ジタバタと手足を動かしながら独り言のように喚き始めた。
「ああああ、あああ。違う、違う。俺じゃない。ストックス。許し・・・許してくれ」
自分たちの足下でばたばたと蠢くジョクジーを尻目に
男はガリシアに話しかけた。
「残念なことに、どうやら彼はハイになれなかったらしいですね。ですが
効果は見た通りですよ。ミスター・ガリシア」
しかし、一方のガリシアは言葉をなくしていた。
(噂には聞いていたが、これほどとは・・・)
「なるほど。確かにこいつはいい商品だ。7:3でも充分儲けられそうだぜ」
「契約成立、ですね?」
「ああ、いいだろう。出血多量で死ぬなよ。せっかくの金ヅルに死なれちゃ大損だ」
そういうとガリシアは、未だに床に這いつくばっているジョクジーの頭に
ワインを垂れ流し、腹に二発、ケリを入れた。
「いつまでトリップしてやがる! ささっと戻ってきやがれ」
さらにもう一発ケリを喰らわそうとするガリシアを男が手で制した。
「無茶はやめて下さい。そこらへんのとはわけが違うんだ。
何をしようがあと2、30分はイったままですよ」
「チッ。それじゃあ坊や。俺が帰るまでコイツのお守りをしとけ。
悪いが、金を持ってきてねえんでな。今から支度してくる」
「ああー。通りでトランクケースの類いが見当たらないわけですね」
「気を悪くするなよ。これが俺のやり方だ」
「大切なのは結果、ですよ。しかし、何もあなた自ら用意しなくても」
「その通りだ坊や。だが、こいつは俺の誠意だ。誠意は受け取るもんだろ?」
「・・・そうですね。分かりました、ボス」
「フン。まあ、ゆっくり待ってな」
そう言い終え、ガリシアがソファーから立ち上がったのと同時に
今日二度目の小さな銃声が鳴り、ジョクジーは悪夢から永遠に解放された。
PM 15:02
「で? どうするんだ」
「・・・・あの人が決めることよ。」
「そうか」
「ロメオ。・・・あの人は、デイジーはあなたを必ず殺すわ」
ロメオは女の目をじっと見つめていたが、その口許には笑みがあった。
「あの人はあなたに憧れてるのよ。あなたの血の力を自分のものにしようと」
「だったらくれてやるさ」
「殺されてもいいの?」
「俺を殺して、例え俺の血を全部飲み干したとしても、きっと何も変わらない」
女が言葉を発しようとすると、「そんな気がするんだ」とロメオの言葉がそれを遮った。
「例えあなたの言う通りだとしても、少なくとも彼は自分の意思を尊重するわ」
「だったら、兄弟で殺し合うしかないな」
ロメオの目には、今までどこに隠していたのだろうと思わせるような
鋭く危険な光を宿していた。
「あなたが死ぬわ」
しかし、そんなロメオの目の光を見てもなお、女は自信たっぷりにそう言った。
「・・・・いや、俺は死なない。そうだろ?」
女は深い溜め息をつき、ゆっくりと呼吸をした。
「あなた、死ぬわよ」
「そうだとしても。きっと、死ぬのは俺だけじゃないぜ」
_____________________________________
キリがよかったので最終話を次回にのばしてしまいました。
まあ、のばすほどのことではないですけど。。。
↓よろしければ、こちらをおひとつm(_ _)m
アンジェリーナ・ホテル(2)
アンジェリーナ・ホテル(3)
アンジェリーナ・ホテル(4)
アンジェリーナ・ホテル(5)
PM 14:50
「さあ、これで完成です」
男は、底に真っ赤な血が溜まったグラスをガリシアの目の前に差し出した。
ジョクジーはもうまともには男のことを見れていない。
「血のほかに何か入れたな? ここまでして血がフェイクだってことはないだろうが」
「あれは俺の血を薄めるために入れたんですよ。血だけを飲むのはあんまりオススメできないんでね。さすがに危険すぎる」
ガリシアは目の前に置かれたグラスを手に取り、まるでワインの品定めをするかのように
血をグラスの中で回した。
「ジョクジー、確かめろ」
そういってグラスを持った手をジョクジーへと向ける。
しかし、彼は下を向いて悩んでいた。
(ボスの命令は絶対だ。分かってる。グラスの中身を知らなかったら迷わず飲んでいた。しかし・・・・)
「ジョクジー」
(逆らえない。逆らえば殺される。それよりは、マシか?)
彼はガリシアの手からグラスを受け取った。
そして、グラスが割れてしまうかもしれないほどの力で握りしめた。
「大丈夫なんだろうな?」
男はにやけた顔でジョクジーを見た。
「まあ、体にとって毒といえば毒になりますが。大丈夫、ただの麻薬ですよ。
効き目は抜群ですけどね」
もしかしたら部屋中に唾を飲み込む音が響いたかもしれない。
選択の余地はない。
(殺されるよりはマシだ!)
それからのジョクジーの行動は早かった。
目を閉じ、グラスの中身を一気に飲み干した。
けれど、彼は未だに目を開こうとはしない。
自分が何を飲んだのか、再確認することを拒否しているかのように。
そして、5秒ほど経った後、ジョクジーは気を失ったかのように
床へと倒れ込み、ジタバタと手足を動かしながら独り言のように喚き始めた。
「ああああ、あああ。違う、違う。俺じゃない。ストックス。許し・・・許してくれ」
自分たちの足下でばたばたと蠢くジョクジーを尻目に
男はガリシアに話しかけた。
「残念なことに、どうやら彼はハイになれなかったらしいですね。ですが
効果は見た通りですよ。ミスター・ガリシア」
しかし、一方のガリシアは言葉をなくしていた。
(噂には聞いていたが、これほどとは・・・)
「なるほど。確かにこいつはいい商品だ。7:3でも充分儲けられそうだぜ」
「契約成立、ですね?」
「ああ、いいだろう。出血多量で死ぬなよ。せっかくの金ヅルに死なれちゃ大損だ」
そういうとガリシアは、未だに床に這いつくばっているジョクジーの頭に
ワインを垂れ流し、腹に二発、ケリを入れた。
「いつまでトリップしてやがる! ささっと戻ってきやがれ」
さらにもう一発ケリを喰らわそうとするガリシアを男が手で制した。
「無茶はやめて下さい。そこらへんのとはわけが違うんだ。
何をしようがあと2、30分はイったままですよ」
「チッ。それじゃあ坊や。俺が帰るまでコイツのお守りをしとけ。
悪いが、金を持ってきてねえんでな。今から支度してくる」
「ああー。通りでトランクケースの類いが見当たらないわけですね」
「気を悪くするなよ。これが俺のやり方だ」
「大切なのは結果、ですよ。しかし、何もあなた自ら用意しなくても」
「その通りだ坊や。だが、こいつは俺の誠意だ。誠意は受け取るもんだろ?」
「・・・そうですね。分かりました、ボス」
「フン。まあ、ゆっくり待ってな」
そう言い終え、ガリシアがソファーから立ち上がったのと同時に
今日二度目の小さな銃声が鳴り、ジョクジーは悪夢から永遠に解放された。
PM 15:02
「で? どうするんだ」
「・・・・あの人が決めることよ。」
「そうか」
「ロメオ。・・・あの人は、デイジーはあなたを必ず殺すわ」
ロメオは女の目をじっと見つめていたが、その口許には笑みがあった。
「あの人はあなたに憧れてるのよ。あなたの血の力を自分のものにしようと」
「だったらくれてやるさ」
「殺されてもいいの?」
「俺を殺して、例え俺の血を全部飲み干したとしても、きっと何も変わらない」
女が言葉を発しようとすると、「そんな気がするんだ」とロメオの言葉がそれを遮った。
「例えあなたの言う通りだとしても、少なくとも彼は自分の意思を尊重するわ」
「だったら、兄弟で殺し合うしかないな」
ロメオの目には、今までどこに隠していたのだろうと思わせるような
鋭く危険な光を宿していた。
「あなたが死ぬわ」
しかし、そんなロメオの目の光を見てもなお、女は自信たっぷりにそう言った。
「・・・・いや、俺は死なない。そうだろ?」
女は深い溜め息をつき、ゆっくりと呼吸をした。
「あなた、死ぬわよ」
「そうだとしても。きっと、死ぬのは俺だけじゃないぜ」
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キリがよかったので最終話を次回にのばしてしまいました。
まあ、のばすほどのことではないですけど。。。
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